内沼幸雄「対人恐怖の人間学―恥・罪・善悪の彼岸」は、脇見恐怖症を早く取り上げた貴重な文献

昔、「対人恐怖の人間学―恥・罪・善悪の彼岸」(http://www.amazon.co.jp/dp/B000J8WWMW/)という本を読んで、脇見恐怖症の症例を生々しく書かれていて驚いたことがあります。とても古い本ですが、このような書籍に出会ったのは初めてでした。

著者は、内沼幸雄さんという精神科医で、対人恐怖症研究の第一人者の方です。

最近、ふともう一度読んでみたいと思い、古本を購入して再読ました。

この本には、はっきり「脇見恐怖」という言葉が使われており、他にも「横恐怖」「横目恐怖」といった言い方も出てきます。「横恐怖」も「横目恐怖」も、症状で苦しんだ人だけが(そう、そういうことなんだよね)と深く理解できる、リアルティのある表現です。

紹介されている症例も豊富で、脇見恐怖症の苦痛を訴える方が大勢登場します。以下で一部引用します。心にグサグサと刺さるような表現が続きます。

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